整理収納コンサルティングオフィスcour-ie(クーリエ)の阿波根です。
2013年1月に父が脳梗塞で寝たきりになり、それをきっかけに実家の整理を始めたのですが、今回は「人付き合いの整理」ということで、父の年賀状辞退について書きたいと思います。
ここ数年、「今年で年賀状をやめます」という年賀状辞退をする人が増えているようで、周りでも「〇〇さんから年賀状辞退のハガキが来たよ」なんて聞いたりします。
うちの場合、父が自発的にというよりも、母が「お父さんの年賀状、どうしよう…」とソワソワしだしたのがきっかけです。右手が動かなくなった父は字がうまく書けないので、代筆は主に母がすることになります。それまで年賀状を100枚ほど出していたので、母にとっては恐怖だったようです。
そこで思い切って父に聞いてみました。
「年賀状、やめてみる?
辞退した後も年賀状を送ってきてくれる人には、きちんと返事を書けばいいよね」
と私が言うと、父も「そうだな」と納得していました。
年に一度のご挨拶なので無理にやめることはないですが、それが負担となるようなら辞退も一つの方法でしょう。実際、父の友人も、ある年齢になったところで年賀状辞退のはがきを送ってきたそうです。そうした前例があると受け入れやすくなりますね。
さて、年賀状辞退のはがきはポピュラーになってきていて、文例やら注意点など、ネットで確認ことができます。
「年賀状で伝えるのは避ける」
ということで、12月初旬までに普通はがきで出すことにしました。
「相手に心配をかけないよう理由を記す」
…「脳梗塞で倒れました」なんて書いたら余計に心配をかけてしまうので
「寄る年波を感じ」と、体力的な負担を理由にすることにしました。
兄は「それは曖昧じゃないか」と少々反対気味でしたが、父と母がそれでいいというので。
「全員に同じ対応をしている意味合いを込めて“どなた様にも”などの文言を入れるとよい」
「付き合いそのものをやめるわけではないので、“今後も変わらぬお付き合いをお願い致します”などの文言を入れるとよい」
など色々と参考にしながら文面を考え、画像も取り入れてデザインを決め、印刷屋さんに持ち込みました。 父も納得だし、母も「ずっと気になっていたから本当によかった」と心底安心している様子でした。
ただ…、できればこれは体の自由がきくうちにやっておくのがベストです。
父のように自由がきかなくなると実際に動くのは家族だったりするわけで、このあと私にはまだ仕事が待っていました。
過去に頂いた年賀状をもとに住所・氏名等のデータ入力をし、ラベル印刷してハガキに貼り投函する…という仕事です。
何とか12月初旬に投函することができ、そこでやっと一安心となりました(^^;)
ちなみにその後ですが…
数名の方からはありがたいことに年賀状を頂いていますが、その方には母が返信をしています。数が少ないので負担にはなっていないようです(^^)
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